俳優ユ・アイン(39・本名オム・ホンシク)と共に大麻を吸引した疑いで起訴された30代のユーチューバー、ヤン氏が控訴審でも懲役8ヶ月、執行猶予2年が言い渡された。

ソウル中央地裁刑事控訴9-3部は18日、麻薬及び向精神薬取締法違反(大麻)で起訴されたヤン氏に懲役8か月、執行猶予2年、薬物治療講義40時間の受講、30万ウォン(約3万1,817円)の追徴を命じた。
裁判所は「原審は被告が犯行を認め、深刻な中毒状態とは見られず、初犯である点を考慮した」と指摘した。
さらに「麻薬犯罪は社会的な害悪が大きく厳罰が必要だが、被告が出国前の出席要請に応じなかった点など諸事情を踏まえ、刑量が決定されたものとみられる」と説明した。
また「控訴審で新たな事情の変化は確認されなかったため、被告・検察双方の控訴を棄却する」と判示した。
ヤン氏は2023年1月から2月にかけて渡米中、ユ・アインらと複数回にわたり大麻を吸引した疑いを受けている。
共犯者に対する捜査が本格化すると、2023年4月にフランスへ出国し逃亡生活を続けたが、約1年7か月後の昨年10月に韓国・仁川(インチョン)国際空港から自ら帰国し、直ちに警察に逮捕された。
昨年12月の一審では懲役刑の執行猶予が言い渡され「大麻の使用場所や経緯、出国前の出席要請に応じなかった点などを踏まえると、被告は危機意識に欠け、法令遵守の意識も不足している」と指摘された。
ユ・アインは、3回にわたる大麻吸引、プロポフォールなど麻薬類の常習投与(計181回)、他人名義での医療用麻薬類の常習購入といった容疑により、大法院から懲役1年・執行猶予2年、罰金200万ウォン(約21万2,116円)の判決が確定している。
また、ユ・アインは犯行の隠蔽を目的にヤン氏を海外へ逃亡させた疑いも受けていたが、この点については無罪と判断された。
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