fromis_9が冬の訪れに合わせ、新たなウィンターソングで年末の感情を呼び起こす。

fromis_9の所属事務所Ascendは2日、fromis_9が同日午後6時に各音源サイトでリメイクデジタルシングル『白い恋しさ』を配信すると発表した。
『白い恋しさ』は2001年に発表されたキム・ミンジョンの同名曲をfromis_9らしい色合いで再解釈した楽曲だ。原曲が持つ温かく柔らかな冬の情緒を中心に据えながら、サウンドは現代的な感覚で洗練された。
柔らかく流れるシンセリフが楽曲の空気を作り、清らかなトーンのギターが軽やかに重なる。リズミカルなドラムが安定したビートを支え、澄んだ冬の空気と暖かな温度が同時に伝わるミディアムテンポのポップに仕上がった。
fromis_9のボーカルも今回のリメイクにおける要となる。原曲の温かく静かなムードを壊すことなく、より叙情的で柔らかな質感を加えた。澄んだ端正な声が楽曲全体を包み込み、タイトルが持つ『恋しさ』を現代的な感情へと置き換えて響かせる。
そのため、原曲を知るリスナーには懐かしいぬくもりを、初めて聴くリスナーにはfromis_9ならではの愛らしい冬のムードを届ける構造となっている。

今回の新曲は、夏に予告した約束を果たす形だ。fromis_9は6月にミニ6集『From Our 20’s』をリリースした際、収録曲「Merry Go Round」の歌詞に「冬が来る前にまた会おう」という一節を盛り込み、次の季節を予告していた。そして冬の始まりに、その言葉を実際の新曲として繋げ、ファンに自然なつながりを届けることになった。
fromis_9はこれまでも季節感のある楽曲で特に強みを示してきた。今回の『白い恋しさ』もその流れに沿っている。リメイクという形式でありながら、チームの感性とボーカルの個性を明確に描き「ウィンタークイーン」の呼び名に再び挑む作品となった。年末の静かな空気に寄り添う今回の楽曲が冬のプレイリストでどんな存在感を示すか注目される。

昨年冬の記憶も自然と重なる。fromis_9は8人体制で出演した最後のステージ『2024MBC歌謡大祭典』で、イ・チェヨンとペク・ジホンが涙を見せ、その光景はファンの間に深く刻まれた。その後一つの季節を越え、現在は5人体制で活動を続けている。
メンバーの人数は変わっても、fromis_9の名前で再び冬を迎えたという事実が、今回の新曲にもう一つの意味を与えている。
fromis_9のリメイクデジタルシングル『白い恋しさ』は、2日午後6時より主要音源サイトで配信される。
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