タレントの パク・ナレの母親が、パク・ナレから被害を受けたと主張する元マネージャー2人に金を振り込んでいたことが、文化日報によって7日にインターネット版で報道された。

報道によると、パク・ナレの所属事務所「エンパーク」の代表であるパク・ナレの母親が、被害を主張する元マネージャー2人にそれぞれ1,000万ウォン(約105万5,542円)ずつ、合計2,000万ウォン(約211万996円)をを入金。しかし、両マネージャー側は事前に協議していない金だとして、即座に返金し抗議した。
パク・ナレの母親が送金した時点は、元マネージャーたちがパワーハラスメントと傷害による被害を訴え、不動産仮差し押さえ申請を提起したという報道が出たわずか7時間後の4日午後10時頃だった。
元マネージャー側は前日、文化日報との電話で、「4日夜9時半過ぎ、10時になる頃に、二人にそれぞれ1,000万ウォン(約105万5,542円)が入金された。パク・ナレの母親が送ったもので、一切の事前協議はなかった」とし、「すぐに返金し、担当弁護士が『このような行動はしないでほしい』とメッセージを送った」と明かした。
パク・ナレ側もこの事実を認めた。同日、パク・ナレの所属事務所関係者は、「母親の立場から、(娘である)パク・ナレが苦しんでいるのを見て、母親の気持ちでそうされたようだ」と述べ、「私たちとは相談なしに入金したので知らなかったが、元マネージャー側の弁護士からメッセージを受け取った後に知った」と釈明した。
報道によると、当時パク・ナレ側は元マネージャー側と和解を調整中だった。両者の争いが金銭に起因すると考えたパク・ナレの母親が、事態を解決しようとパク・ナレと相談せずに元マネージャーたちに入金したと見られる。
元マネージャー側は、金を返金した理由について、「5日にパク・ナレ側の弁護士を通じて和解書を受け取ったが、到底受け入れられない内容が多く含まれていた」と明かした。
和解が決裂した直後、パク・ナレ側は報道資料を発表し、「事実と異なる主張によって不必要な誤解と圧力が続く状況で、これ以上一方的な要求に引きずられることはできないと判断した」とし、「法的な検討を経て、必要な法的措置を取ることを決定した」と述べた。
元マネージャーたちは、パク・ナレを特殊傷害などの容疑で告訴した。また、パク・ナレが会社の資金を元交際相手などに私的な目的で使用したとして、特定経済犯罪加重処罰等に関する法律違反(横領)の容疑でも告発した。パク・ナレは、元マネージャーたちが虚偽の主張に基づいて巨額の金銭を要求したとして、恐喝の容疑で元マネージャーたちに対する告訴状をソウル・龍山警察署に提出した。
パク・ナレは複数の疑惑に巻き込まれている。違法な医療行為疑惑などに関する告発状が国民申聞鼓を通じて受け付けられた場合、当該事案についても捜査を受ける可能性がある。
パク・ナレの法律代理人であるイ・セジュン弁護士(法務法人広場)は、「パク・ナレの医療行為には、法的に問題となる部分は全くない」とし、「パク・ナレは忙しい撮影日程で病院への来院が難しい状況で、普段通っていた病院の医師と看護師に往診を依頼して点滴を受けただけであり、これは一般の患者も広く利用する合法的な医療サービスだ」と釈明した。
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