1990年代末のムードへ視聴者を誘うレトロ感性ドラマ『アンダーカバー・ミスホン』が、新年に幕を開ける。

10日、tvNの新・土日ドラマ『アンダーカバー・ミスホン』が強烈な第一印象を残すティザーを公開した。
『アンダーカバー・ミスホン』は1990年代末、30代のエリート証券監督官ホン・グムボ(パク・シネ)が、不審な資金の流れが見つかった証券会社へ20歳の新入社員として潜入し、事件に巻き込まれていくレトロ・オフィスコメディだ。女優パク・シネをはじめ、コ・ギョンピョ(シン・ジョンウ役)、ハ・ユンギョン(コ・ボッキ役)、チョ・ハンギョル(アルバート・オ役)、チェ・ジス(カン・ノラ役)、カン・チェヨク(キム・ミスク役)などが出演する。初回放送は来年1月17日予定だ。
公開されたティザーでは、主人公ホン・グムボを演じるパク・シネのビジュアルとドラマの映像美を前面に押し出し、期待感を高めた。


公開されたティーザー映像は「97年、女性社員を名前ではなく『ミス』と呼んでいた世紀末」というナレーションで幕を開け、時代背景を提示する。続いて、短いボブヘアに清潔な制服、緊張した表情で雑務に追われるホン・グムボの姿がテンポよく映し出され、あらゆる場所で「ミス・ホン」と呼びつけられる奮闘が描かれる。
しかし、一見頼りなく見える「ミス・ホン」の顔と、エリート証券監督官ホン・グムボの顔が重なり、予測不能な潜入作戦が展開されることを示唆する。映像終盤の「『ミスホン』という平凡な呼称が、時代が生んだ最も完璧な偽装だった」というナレーションは、二重生活を送る主人公の本質を的確に表現している。身分を隠し「ミス」という肩書の裏で全く別の人生を演じるホン・グムボの行方に注目が集まる。

『悪魔なカノジョは裁判官』『ドクタースランプ』などに出演したパク・シネは、今回はエリート監督官から一夜にして新入社員に化けるホン・グムボ役で二つの顔を演じ分ける。成熟したキャリアウーマンと、20歳の初々しいホン・ジャンミを自在に行き来する演技で視聴者を魅了するとみられる。
コ・ギョンピョは数字だけを信じる冷静な経営コンサルタントで、ハンミン証券の新任代表シン・ジョンウを演じる。1990年代の金融マン特有のカリスマとワーカホリック気質を再構築し、強い存在感を発揮すると予想される。
ハ・ユンギョンはハンミン証券社長専属秘書で、潜入したグムボと同じ寮301号室に住むコ・ボッキを担当する。チョ・ハンギョルはパラシュート人事でハンミン証券に着地したシネフィルで、会長カン・ピルボム(イ・ドクファ)の外孫アルバート・オとして登場し、90年代らしい自由奔放な魅力を見せる。
tvNはこれまで『応答せよ』シリーズや、最高視聴率10.3%で話題を集めた『テプン商事』など、レトロジャンルのドラマで高い支持を得てきた。再び1990年代末を舞台に選んだtvNが『アンダーカバー・ミスホン』でどのような新しい魅力を提示するのか期待が集まる。
『アンダーカバー・ミスホン』は、現在放送中のチョン・ギョンホ主演『プロボノ』の後続作として、来年1月17日午後9時10分に初回が放送される。
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