俳優ヨ・ジングがKATUSAとして入隊した。

ニュース1によると、ヨ・ジングはKATUSA(在韓米軍に配属される韓国軍)に選抜され、15日から約1年6か月間、兵役に就く予定だという。
これに先立ち、ヨ・ジングの所属事務所JFULLエンターテインメントは、訓練所入所式が多くの兵士や家族が同席する場であることから、具体的な場所や時間は公開せず、当日の現地訪問は控えてほしいと呼びかけた。あわせて、国防の義務を誠実に果たし、より成熟した姿で戻るまで温かい応援と励ましをお願いしたいとコメントした。
ヨ・ジングは入隊前日の14日、自身のInstagramに短く髪を切り、敬礼ポーズを取る写真を投稿し近況を伝えた。写真では黒の半袖Tシャツ姿で床に座り敬礼するヨ・ジングの前に、入隊を祝うようなケーキが置かれている。床には切った髪でハート形が作られ、その中に「ヨ・ジング」と名前が書かれており、ファンの注目を集めた。

ヨ・ジングは10月、台北で行われたデビュー20周年記念アジアファンミーティングツアー「BLANK SPACE」のステージで、直筆の手紙を通じて入隊を自ら報告していた。ヨ・ジングはしばらくファンと離れる間、より強く成熟した人間として戻り、心身ともに健康に、そしてさらに深まった演技で再び立ちたいと語った。また、悲しまないで自分が残したドラマや映画を見ながら一緒に待ってほしいとも伝えている。ヨ・ジングは今月初め、ソウルでのファンミーティングを最後に公式活動を締めくくった。
1997年生まれのヨ・ジングは、子役時代から着実にキャリアを積み上げてきた。8歳だった2005年に映画『サッド・ムービー』でデビューし、ドラマ『ジャイアント』『根の深い木~世宗大王の誓い~』『太陽を抱く月』などで活躍した。
成人後は『王になった男』『ホテルデルーナ』『怪物』などで主演を務め、映画『ファイ 悪魔に育てられた少年』『西部戦線1953』『1987、ある闘いの真実』『同感~時が交差する初恋~』『ハイジャッキング』などを通じてスクリーンでも存在感を示した。今年はtvN STORYのバラエティー『新三国志』や、TVING『大脱出:ザ・ストーリー』に出演し、活動の幅を広げていた。
KATUSAは、在韓米軍部隊に配属され共に勤務する韓国陸軍の兵力で、朝鮮戦争当時に創設された制度だ。陸軍所属ではあるが、米軍と同様の生活環境と勤務体系を共有し、通信や行政、整備、兵站など多様な分野で米軍と共に任務にあたる。
志願には英語能力試験の通過が必要で、兵務庁が主管する選抜手続きを経て抽選で最終選考が行われるため、競争率が高い兵科として知られる。服務期間は一般の現役兵と同じく約1年6か月で、ヨ・ジングも約1年6か月後に除隊する予定だ。
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