ドラマ『プロボノ』でチョン・ギョンホが演じる主人公の正面突破が週末のお茶の間を強く引きつけた。

27日に放送されたtvN土日ドラマ『プロボノ』第7話では、チーム解散の危機に直面したカン・ダウィ(チョン・ギョンホ)が宿敵法律事務所ベクスンを相手にチームの存続を懸けた熾烈な受任競争に挑む様子が描かれた。この日の視聴率はニールセン・コリア基準で韓国首都圏平均6.5%、最高7.9%を記録し、韓国全国平均も6.1%、最高7.2%まで上昇した。韓国首都圏・全国ともに同時間帯のケーブルおよび総合編成チャンネルで首位となり、tvNの主要ターゲットである20歳から49歳層の視聴率でも同時間帯トップを獲得し話題性を証明した。
作中でプロボノチームは創業者オ・ギュジャン(キム・ガプス)から突然の解散通告を受け、追い込まれる。政財界の有力者を主要顧客とする法律事務所オーアンドパートナーズにとって、世論を刺激しやすい公益訴訟を中心に扱うプロボノチームは目障りな存在だったためだ。そこでカン・ダウィはオ・ギュジャンを直接訪ね、公益訴訟の価値を証明すると宣言した。法律事務所ベクスンとの受任競争に敗れた場合はチーム解散を受け入れるという破格の条件を提示して勝負を成立させた。
争点となったのは人気絶頂のアイドル、エリヤ(チョン・ジソ)の案件だった。エリヤは私生活を追い回すファンに激怒する様子を撮影され、脅迫を受けていたうえ、執拗に付きまとってきたサイバー・レッカー系ユーチューバーの問題も重なり、静かな解決を切実に望んでいた。

ベクスン側のウ・ミョンフン(チェ・デフン)は高額な示談金と守秘契約を前面に出した、定型的な解決策を提示する。しかし、プロボノチームのアプローチは異なっていた。芸能界の構造とリアルタイムのトラフィックを分析し、ユーチューバーの動画投稿のタイミングを正確に突くことで形勢を一変させたのだ。動画拡散直後、ベクスンが公式謝罪と入院提案で名声保護に急ぐ一方、カン・ダウィは私生活を侵害する一部のファンによる加害の事実を明確に示し、人としてのエリヤを守ることに注力した。この過程でファン心理を理解するチームメンバーのユ・ナンヒ(ソ・ヘウォン)が誠実に代弁したことが、受任を決定づける要因となった。
法廷対決でもプロボノチームの論理は際立った。カン・ダウィは「知る権利」を掲げるユーチューバー側の主張を一つ一つ反論し、ユ・ナンヒは被害の深刻さを訴えて裁判部を説得した。出廷したエリヤも自身の行動について謝罪しつつ、サイバー暴力がファンに与えた傷に言及し、深い余韻を残した。勝利の喜びも束の間、放送終盤には予想外の反転が用意されていた。ユーチューバー側の弁護士がエリヤの私的情報を外部に流した人物が実の母であり所属事務所代表でもある事実をカン・ダウィとパク・ギプム(ソ・ジュヨン)に暴露したのだ。

衝撃的な反転と痛快な展開が続いたことで、関連映像には視聴者の熱い反応が相次いでいる。
「オ・ギュジャンの前でチーム解散を賭けて交渉する場面は鳥肌が立った。カン・ダウィはチョン・ギョンホ以外考えられない」「アイドルを商品ではなく一人の人間として見るプロボノチームの姿勢に胸を打たれた。ユ・ナンヒの弁護に思わず涙が出た」「知る権利を盾にするサイバー系への反論が痛快。現実にもこんな弁護士がいてほしい」「エンディングの真実に震えた。母親が情報提供者とは。チョン・ジソの演技も圧巻で次回まで待てない」
最も身近な家族による裏切りが示唆される展開を受け、真実に向き合うことになるエリヤとそれを解決していくプロボノチームの行方に、視聴者の緊張感が一層高まっている。
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