ブラジルのモデル、ジャナイナ・プラゼレス(35)がサーモンの精子を使った注射を受けていることを明らかにした。
ジャナイナは、ヒップのボリュームと弾力を維持するためにこの注射を受けている。
費用も法外で、毎月1500万ウォン(約166万円)を注射代に費やしている。ジャナイナは「この方法がヒップ管理に効果的だ」と主張した。
サーモンの精子を使ったこの注射は「ポリヌクレオチド療法」としても知られる。
精製・濾過されたサーモンの精子DNAを皮膚に注入する方法だ。
サーモン精子から抽出したDNA成分は、コラーゲンとケラチノサイトの生成を促進し、皮膚の厚みと弾力、保湿を向上させる。
ポリヌクレオチドは、サーモンの精子から精製されたDNA抽出物で、皮膚再生を促進し、損傷組織の修復を助ける。皮膚に注入すると、細胞の健康な成長を促し、皮膚の密度と弾力を改善する。
また、ポリヌクレオチドはコラーゲン生成を刺激し、皮膚を厚く弾力のあるものにする。注入時には細かいシワを減少させ、皮膚の弾力を高める。また、抗炎症・鎮静効果があるため、ニキビ、赤ら顔、色素沈着、酒さなどの皮膚トラブルの緩和にも有効だ。
サーモンの精子を使った注射は主に顔、首、ヒップなど、弾力を失いやすいパーツに使用されている。問題は、この注射の安全性がまだ確立されていない点だ。
生体由来物質を皮膚に注入する施術のため、副作用のリスクがある。魚アレルギーのある人は、サーモンDNA抽出物にアレルギー反応を示す可能性がある。赤い発疹、かゆみ、腫れ、じんましんなどの症状が現れることがある。
施術後、注入部位に炎症や感染が起こる可能性があり、特に皮膚深部に注入され、滅菌条件が最適でない場合、炎症や細菌感染が発生することがある。注入部位が赤くなり、痛みや膿が生じることもあるのだが、一部の人には、注入部位に色素沈着が起こり、皮膚が暗くなることがある。もちろん炎症後に色素沈着が発生する場合もある。
場合によっては、注入部位に小さな結節や塊ができることがあり、これは時間とともに消えていくが、除去が必要になることもある。
サーモンの精子を使った注射は、一般的な美容皮膚科での施術であるボトックス、フィラー、PRPと比べて認知度が低く、アクセスしにくい。また、サーモンの精子から有効成分を抽出・精製するプロセスが必要なため、高コストとなり、経済的な負担が大きくなる可能性がある。
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