tvNドラマ『巫女と彦星』が衝撃的なエンディングと吸引力の高い展開で、視聴率の上昇を続けている。8日に放送された第6話では、ペ・ギョヌ(チュ・ヨンウ)が悪鬼に憑依される予測不能の展開が描かれ、視聴者に強烈なインパクトを与えた。

ニールセンコリア有料プラットフォーム基準によれば、この日の放送は首都圏世帯基準で平均3.9%、最高5.1%、全国世帯基準で平均4.0%、最高5.0%を記録し、同時間帯のケーブルと総合編成を合わせた1位を獲得したという。tvNのターゲット視聴層である20~49歳男女の視聴率も全国で最高1.7%に達し、地上波を含む全チャンネルで1位となり、話題性を裏付けた。
第6話ではパク・ソンア(チョ・イヒョン)とヨムファ(チュ・ジャヒョン)の対峙が頂点に達し、緊張感が高まった。ソンアは故人となった祖母オ・オクスン(キル・ヘヨン)の写真に壁邪符を描き入れ、ギョヌを執拗に追い詰めるヨムファの行動に怒りを爆発させる。ギョヌが巫堂を遠ざけるようになった理由とその傷も明らかになり、物語への没入感はさらに深まった。膝を突き懇願するギョヌに対しソンアは「誰であれ、たとえ幽霊でも弄ぶつもりはない。誰かを泣かせたくない」と真心を伝えた。

ソンアはヨムファが壁邪符だけを描いたわけではないと疑い、納骨堂でイメマンリャン符(邪悪な霊を鬼に変える護符)を見つけて浄化する。そしてすぐにギョヌの家へ駆けつけ、ヨムファに再び警告を発する。ソンアは守護神がヨムファを離れたことに気づき、トンチョン将軍(キム・ミギョン)の放った「殺」がヨムファに命中し、状況はさらに混迷を深める。危機を感じたヨムファは廃屋へ向かい悪神の誕生を祈願し、やがてギョヌの周辺には無面鬼が出没し始め、新たな脅威が迫る。
徐々に本心に気づき始めたギョヌは、自分を守ってくれるソンアの存在を認識する。過去にヨムファから厄をすべて引き受けろという提案を受けていたが、ソンアは「あなたは十分に強い」と言って希望を与えた。特にソンアがピョ・ジホ(チャ・ガンユン)のスキンシップに耐え「人間護符」として自分を守ってきたことを知ったギョヌは、深い後悔とともに感情を省みる。

しかし二人の関係が進展しかけた瞬間、悪鬼の気配は一層強まった。ソンアはキム・ジヌン(キム・ソンジョン)を救うため廃屋へ向かい、そこで悪鬼に憑依されたギョヌと対面する。凍りつくような視線と表情に変わったギョヌは、ソンアに近づき「巫女、おはよう。返事は?」と一言を残す。唇が触れそうなほど距離を縮めるエンディングシーンは視聴者の息を止めさせた。かつて本心を見せたかに思われたギョヌだが、「悪鬼」という予測不能な変数が物語の緊張感を最高潮へ押し上げた。

俳優チュ・ヨンウは今回の回で180度違う姿を披露し、劇の中心を完全に掌握した。これまで不運を隠すためとげとげしく生きてきた高校生ギョヌの感情線を繊細に描いてきた彼は、悪鬼に憑依された後は冷たい視線と毒気を帯びた表情で一気に空気を反転させ、演技の幅を広げた。短い登場時間にもかかわらず圧倒的な没入感を与え、その存在感は際立っていた。
放送直後、視聴者の反応も熱かった。 「題材が斬新で面白い」「チュ・ヨンウがブレイク中」「ギョヌの悪鬼演技がすごい」「回を追うごとに面白くなる…」「一週間ずっとギョヌに夢中になりそう」「月曜が待ち遠しいドラマは久しぶり…!!!」「憑依されたチュ・ヨンウも格好いい」「ダークギョヌ?むしろ好き」「守ってあげたくなる主人公の魅力、チュ・ヨンウがうまく表現」「これから展開が嵐のように進みそう」「チュ・ヨンウとチョ・イヒョンのケミが最高」「もう半分が終わったね」といった肯定的な声が相次いだ。特にチュ・ヨンウの演技力とチョ・イヒョンとのケミストリーを評価するコメントが多く、後半に向けて展開がさらに加速することへの期待が高まっている。
『巫女と彦星』は人気ウェブ漫画を原作とするファンタジーロマンスドラマで、死を目前にした少年ペ・ギョヌと彼を救おうとする巫女パク・ソンアの運命的な出会いを描く。全12話構成で、折り返し点を過ぎた今、本格的な葛藤と逆転が炸裂し、リアルタイム視聴への意欲をかき立てている。

このように『巫女と彦星』は回を重ねるたびに緻密な物語、立体的なキャラクター、俳優たちの相乗効果が重なり、熱い人気を示している。ドラマの後半でどんな反転と感動が待つのか注目される。
※ tvNドラマ『巫女と彦星』(ニールセンコリア提供、全国基準)
-1話(06.23)4.3%
-2話(06.24)4.4%
-3話(06.30)3.7%
-4話(07.01)3.5%
-5話(07.07)3.7%
-6話(07.08)4.0%
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