米電子メーカー・アップル(Apple)が、AirPodsユーザーの利便性を向上させるためのアップデートを今秋に行う。
アップルは、ニュースルームを通じ「AirPodsユーザーのためのソフトウェアアップデートを今秋に行う」と先月10日に発表した。
アップルが発表した内容によると、該当ソフトウェアアップデートにより、Siri(アップルの対話型AI)との相互作用、通話音質、ゲームオーディオ音質機能が大幅に改善される。
まず、AirPods Proユーザーは、これからSiriに頭をうなずいたり振ったりして、簡単に応答する新たな方法を利用できる。うなずくことで「はい」を表現したり、頭を横に振ることで「いいえ」を表現できる。これは、静かな場所や、人が集まる場などで声を出すのが困難な場合に便利な機能である。
また、声の分離技術が導入され、風が強く吹いている環境でも、ユーザーの声より明確に聞くことができるようになった。この技術は、マシンラーニングを利用し、ノイズを効果的に除去し、通話中のユーザーの声をより鮮明に伝えることで通話音質を大幅に改善する。
ゲームユーザーのための特別な改善も含まれている。新しいソフトウェアアップデートにより、ゲーム中のオーディオ遅延時間が大幅に短縮され、AirPods Pro・AirPods3世代・AirPods Maxのユーザーは、ゲームにより深く没頭できるようになった。また、この技術はユーザーがゲームをプレイするだけでなく、音楽を聴いたり映画を観るときに全方向からの音をより生々しく聞くことができる。
今回の新しいソフトウェアアップデートにより、音楽、映画、テレビ番組だけでなくゲームを通じてもこのような先端音響技術を体験することができるようになった。
今回のアップデートは、今秋に正式にリリースする予定である。ユーザーたちはこれにより日常生活の様々な状況で、より改善された音声コミュニケーションを期待することができる。
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