SBSドラマ『TRY 〜僕たちは奇跡になる〜』は、放送わずか2回で視聴者の心をつかみ、強烈な旋風を巻き起こしている。ユン・ゲサンの復帰作に加え、韓国ドラマでは珍しい『ラグビー』をテーマに、視聴率、話題性、グローバルOTTランキングの三拍子を揃え、本格的な上昇軌道に乗っている。

先月26日放送の『TRY 〜僕たちは奇跡になる〜』第2話では、主ガラム(ユン・ゲサン)が率いるハンヤン体高ラグビーチームの7人が初戦に挑む様子が、臨場感豊かに描かれた。初めて一つになった彼らは数々の困難を乗り越え、見事な初トライを決め、その過程はスポーツドラマならではの興奮と感動を呼んだ。本話は首都圏で4.8%、最高視聴率は6.3%(ニールセンコリア)を記録し、前作以上の勢いを見せた。
劇中、チュ・ガラムはハンヤン体育高校ラグビーチームの新監督就任直後に解任勧告の危機に直面する。キャプテンのソンジュン(キム・ヨハン役)との関係やチーム内の雰囲気は冷え切っており、内部からの政治的圧力が重くのしかかる。しかし、ガラムは決して諦めず、熱い思いを行動で示し、次第にチームの信頼を勝ち取っていく。

第2話では、チュ・ガラムとソンジュンの関係が大きく変化する。家族と離れ、双子の弟への劣等感や孤独に苛まれるソンジュンに近づいたガラムは、自らの過去の失敗を率直に告白する。「間違った道を俺が歩いたから、君には破滅してほしくない」というセリフは、スポーツを超えて、人生の選択に悩む若者たちの心に強く響いた。
再結集したラグビーチームは、一度も勝利したことのないデサン高との初対決に挑む。前半戦で35対0と大差をつけられる状況下でも、ガラムは「さあ、本物のラグビーを見せよう」と宣言し、守備に徹する戦略で後半を展開。失点ゼロの鉄壁の守備と、試合終了直前にソンジュンが決めたトライは、本作の存在感を強烈に印象付けるハイライトとなった。

放送終盤、1年生エースのカン・テポン(チョ・ハンギョル役)の移籍問題も浮上し、ハンヤン体育高校ラグビーチームに新たな危機感が芽生えた。これは単なるスポーツドラマにとどまらず、登場人物間の対立と成長を巧みに描き出す『トライ』ならではの魅力である。
視聴者からの反響も非常に熱い。SNSや各種コミュニティでは、「初回から衝撃的」、「面白い!エネルギー溢れ、画面も明るくて美しい」、「ラグビーに疎くても楽しめる」、「やっぱりユン・ゲサン。一緒にラグビーをしようと言われたら涙が溢れる」、「新鮮な題材で好感度抜群」、「ストーブリーグ風の成長ドラマで非常に面白い」、「子供と一緒に見られるドラマが少ない中、ラグビーの戦術も学べて良い」、「第2話はさらに感動的だった」といった声が多く上がっている。特に、派手な設定に頼らず「成長」と「挑戦」という普遍的なテーマを温かく丁寧に描いた点が高く評価されている。
その人気を裏付けるかのように、『トライ』は放送2回目でNetflix韓国シリーズ部門で4位にランクイン。溢れるジャンルの中で、スポーツドラマとしての快挙を成し遂げた。第1話が視聴率4.1%でスタートし、第2回目には最高視聴率を更新、金土の激しい放送枠で独自の存在感を示している。
注目すべきは、本作が発するメッセージである。劇中ナレーションの「ラグビーは結果ではなく、挑戦のプロセスだ」という言葉どおり、本作はスポーツの枠を超え、日々の困難の中で諦めずに挑む生き方を描いている。失敗や失点、解任の危機、そして対立を乗り越えながら成長する彼らの物語は、現代の視聴者が求めるストーリーに見事に合致している。

第3話では、カン・テポンの本音や、危機の中で結束するラグビーチームの新たな物語が描かれる。ユン・ゲサンの情熱あふれる監督演技と、キム・ヨハンを中心とする新進キャストによるさらなる感動が期待される。
※ Netflix Korea「本日の韓国TOP10 Series」ランキング
1位『トリガー』
2位『彼氏彼女いない歴=年齢、卒業します』
3位『ドルシングルズ ~バツアリだって恋したい~』
4位『TRY 〜僕たちは奇跡になる〜』
5位『BITCH X RICH』
6位『マイメロディ&クロミ』
7位『怪獣8号』
8位『有益な詐欺』
9位『イカゲーム』
10位『アンテイムド』
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