世界的な人気を誇る推理アニメーション『名探偵コナン』が、再び韓国の観客に会いに来るというニュースが伝えられた。

新作のタイトルは『名探偵コナン:17年前の真相』で、来る9月19日に韓国公開が確定し、メインポスターが公開された。配給はCJ ENMが担当し、今回はCGV単独公開として進行される。
先月16日に公開された前作『名探偵コナン 隻眼の残像』は、韓国で今月22日基準73万人の累計観客を動員し、ロングラン上映中である。
新たに披露される本作は、17年前に未解決のまま残された伝説の将棋棋士事件とアメリカ大富豪殺人事件を中心に物語が展開される。この過程で黒ずくめの組織のNo.2ラムと警視庁の黒田兵衛管理官、そしてコナンが対峙する推理劇が繰り広げられる。

公開されたメインポスターには、真剣な表情のコナンと共に黒田管理官、ラムの姿が描かれている。そこにライフルを持つ正体不明の人物が加わり緊張感を高める。黒ずくめの組織の狙撃手コンビ、キャンティとコルンの登場も予告され、警察と組織、そしてコナンの間で激しい対決構図が予想される。
ポスターはチェス盤を連想させる構図で制作された。チェスのナイト駒と時計を利用したダイイングメッセージが強烈に表現され、さらにもう一つの駒「将棋の角行」は、17年前の事件の核心人物ハネダコウジと絡んだ秘密を暗示する。
今回の作品のキャッチコピーには「フォトグラフィックメモリー」が登場する。これは見聞きしたことを写真のように記憶する能力を意味する。この能力を持つラムが事件展開にどのような影響を及ぼすのかが主要な観戦ポイントとして注目される。

『名探偵コナン』は1994年に連載を開始して以来、原作漫画の累計発行部数が2億7千万部を突破した。TVアニメーションはすでに放送1,000話を超え、毎年公開される劇場版も世界的なファン層から愛され続け、長寿興行作品としての地位を確立している。
1994年に日本『週刊少年サンデー』で連載が始まった『名探偵コナン』は、原作者・青山剛昌の緻密な制作スタイルと誠実さによって現在まで続いている。青山は推理トリックを構想する際、科学者である兄に助言を求めると度々明らかにしてきた。実際の事件の構造的要素や科学的原理を作品に反映させ、リアリティを高め、読者が事件解決の過程をより説得力をもって受け入れられるようにしている。
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