俳優ユナが作品に臨む姿勢で、制作陣や共演者、そして視聴者から絶賛を受けている。
ユナはtvNドラマ『暴君のシェフ』に出演中で、作中ではフランス料理シェフのヨン・ジヨン役を演じている。突然過去へとタイムスリップした人物をリアルに描き、異なる時代の中でも卓越した料理の腕前と機転で生き抜くキャラクターを説得力をもって表現した。
高い完成度の演技のために、撮影前から料理学校に通い、現役シェフに助言を求めるなど徹底的に準備を重ねた。特に第1話で披露したフランス料理コンテストの場面では、長文のフランス語台詞を流暢にこなし、大きな評価を得た。

演出を務めたチャン・テユPDは「料理人としてのイメージと時代劇の経験を兼ね備えた俳優が必要だったが、ユナ以外には不可能だと考えていた。予想以上に努力して準備してくれて驚いた」と語った。
撮影現場での気配りも光った。先輩俳優ソ・イスクは「猛暑の屋外撮影で、自分の出番ではないのにパートナーの演技を支えるため最後まで現場に残ってくれた。日焼けが心配になるほどだったが、本当に素晴らしい俳優だ」と称賛した。新しく合流した新人イ・チェミンも「撮影中ずっと台詞合わせをしてくれて積極的に助けてくれた。実際に料理も得意で、料理シーンでNGがほとんどなかった」と明かした。
ユナの活躍は数字にもつながった。グッドデータコーポレーションが発表した最新のFUNdex調査で『暴君のシェフ』はTV・OTTドラマ話題性ランキング1位を獲得し、ユナも出演者話題性部門で1位を記録して存在感を証明した。

『暴君のシェフ』は放送3話にして視聴率10%突破を目前にしている。8月30日に放送された回は全国世帯平均7.6%、最高9.1%、首都圏世帯平均7.2%、最高8.5%を記録し、自身の最高視聴率を更新した。これはtvNのみならず地上波を含む全チャンネルの同時間帯で1位となる成績だった。
特に2049視聴率(全国平均3.3%、最高3.8%)では全チャンネルで1位を独占し、急激な上昇傾向を示した。初回が4.9%でスタートしたことを考えると、わずか2週間で7%台を突破した点は大きな意味を持つ。業界関係者は「ドラマが口コミで上昇するとはいえ、3話で二桁視聴率に迫るケースは珍しい。この勢いなら近いうちに10%の壁を突破する可能性が高い」と展望した。

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