韓国映画が公開2週目にしてNetflixグローバル非英語映画チャート1位に上り、話題を集めている。

Netflix映画『告白ヒストリー』が公開からわずか1日で韓国内映画部門1位に上がったのに続き、直後にはグローバルチャートを席巻し興行シンドロームを巻き起こした。
Netflixによれば、9月1日〜7日付グローバル非英語映画部門で『告白ヒストリー』が1位を獲得。8月25日〜31日付チャートでも公開初週に3位を記録し、急上昇の勢いを見せていた。当時この映画は韓国のみならずインドネシア、日本、トルコ、メキシコ、モロッコを含む31カ国でTOP10入りを果たした。
『告白ヒストリー』は1998年釜山を舞台に繰り広げられる青春ロマンス。強い天然パーマをコンプレックスに抱く19歳の少女パク・セリ(シン・ウンス)が、学校一の人気者キム・ヒョン(チャ・ウミン)に告白するため奮闘する物語だ。この過程でソウルから転校してきたハン・ユンソク(コンミョン)と関わりながら、より愉快で胸ときめく展開が視聴者を刺激する。

完成度の高い時代考証で再現された90年代特有のアナログ感性は、観客の郷愁を呼び起こす。ZAZAの「バスの中で」、S.E.Sの「I’m Your Girl」、ヘバラギの「愛によって」など当時の流行歌が挿入され、観る楽しさに加えて聴く楽しさまで提供する。さらに4曲のオリジナル曲が収録され、作品の軽快な雰囲気を一層盛り上げた。
主演を務めたコンミョン、シン・ウンス、チャ・ウミンはいずれも高校生役を自然に演じ切った。特にシン・ウンスはパク・セリの感情線を繊細に描き出したと評価されている。彼女は2023年tvNドラマ『輝くウォーターメロン ~僕らをつなぐ恋うた~』でも清楚な魅力で本物の高校生のようなキャラクターを演じ名を広め、2024年にはDisney+ドラマ『照明店の客人たち』でも再び制服姿を披露し「制服が似合う」と評された。

さらにコン・ユ、チョン・ユミ、パク・ジョンミンといったスター俳優も特別出演。まさに特別出演だけで「超豪華キャスティング」だ。コン・ユとチョン・ユミは告白に最適な場所を教えてくれるカフェの夫婦役で登場し、短いながらも強烈な存在感を発揮した。彼らは映画『82年生まれ、キム・ジヨン』でも夫婦役を演じており、今回再び特別なケミを見せた格好だ。作中でセリとすれ違うパク・ジョンミンは派手な天然パーマ姿で登場し、視聴者に笑いを届けた。
豪華特別出演が実現できた背景にはナムグン・ソン監督の依頼があった。
ナムグン監督はノーカットニュースに「ジョンミンさんとは短編映画『世界の終わり』(2007)で一緒に仕事をしたことがある。作品中の彼の髪がくせ毛だったのを覚えていてお願いしたら、快く引き受けてくださり本当にありがたかった」と語った。
さらに「コン・ユさんとチョン・ユミさんは釜山出身でもあり、私たちの制作会社で手掛けた映画『82年生まれ、キム・ジヨン』で夫婦役をされたのでお願いしてみたら、快く出演してくださった」と強調した。

『告白ヒストリー』は韓国のみならずアジア、ヨーロッパなど世界各国のNetflixチャートで上位を記録し、興行の勢いを続けている。Kロマンスジャンルの新たな可能性を示した本作が、今後さらに大きな成功を収めるのか注目される。
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