あなたが毎日通り過ぎるその場所、馴染みのある地下道が息を詰める恐怖の空間に変わったら?

映画ファンが大きな期待を寄せる映画『8番出口』が22日に韓国で公開された。21日午後2時30分時点で韓国映画振興委員会の映画館入場券統合電算網によると、『8番出口』は予約率8.6%を記録し、同時期公開作品の予約率1位を獲得した。競合作品には『世界の主人』(ユン・ガウン監督)、『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』(マーゴット・ロビー、コリン・ファレル主演)、『コララインとボタンの魔女』(ダコタ・ファニング声)などがある。
この映画は、全世界で累積ダウンロード190万回を突破した同名のゲームを実写化した作品で、いくつかの映画祭を通じて世界中で話題になった。
映画は原作のように、いわゆる「バックルーム」という空間に閉じ込められた主人公を通じて、圧迫感と恐怖感を提供する。果てしなく繰り返される地下道に閉じ込められた「迷う男(二宮和也)」は「8番出口」を探して脱出しなければならない。
脱出のために主人公が守らなければならないルールはたった4つ。「たった一つの異常現象も見逃すな」、「異常現象を発見したらすぐに戻れ」、「異常現象がなければ前に進め」、「8番出口を通って外に出ること」。
もしこのルールを破ったり、異常現象を見逃したりすれば、主人公は繰り返される地下道に永遠に閉じ込められる。
原作ゲームは閉鎖された地下鉄駅の通路で異常現象を見つけなければ脱出できない独特なゲームプレイで新しいホラーゲームのジャンルを開拓したと評価されている。
映画もまた、観客に単調な地下空間が生み出す不安と執着、そして繰り返される状況によって高まる恐怖を体験させる。


主演は日本を代表する青春スター二宮和也と小松菜奈が務める。二宮和也はループに閉じ込められた「迷う男」を演じ、絶望と苦悩を行き来する繊細な演技を披露する。特に小松菜奈は原作にはないオリジナルキャラクターを担当する。
演出は日本映画界の新鋭・川村元気監督だ。彼は人気映画『君の名は。』、『すずめの戸締まり』と日本の名監督である是枝裕和の『怪物』をプロデュースするなど、華やかなキャリアを持ち現地業界で知られる実力者である。
映画『8番出口』はすでに全世界の注目を集めている。映画は釜山(プサン)国際映画祭をはじめ、カンヌ国際映画祭、トロント国際映画祭、シッチェス国際ファンタスティック映画祭などの著名な映画祭でも次々と紹介され、国際的な関心を集めてきた。特にカンヌ映画祭では「ミッドナイト・スクリーニング」部門に招待され、ワールドプレミアとして公開され、続けて最高ポスター賞を受賞した。
二宮和也はアリーナ・オム・プラスとのインタビューで「8番出口を通じて映画の可能性を証明したかった。原作のゲーム自体が特異なので、どんな映画が出るのか期待感が大きかった。単に独特なゲームを映画化するのではなく、それ以上の何かを感じてほしいという思いで脚本と撮影に臨んだ」と感想を述べた。
ネットユーザーは「釜山国際映画祭のミッドナイトファッションで見たけど、個人的には三本の中で一番興味深く見た」、「あれ、これ本当?(笑)これを映画にするなんて(笑)」、「わあ、これは絶対見なければならない」、「公開されたら必ず見に行く」、「これは流行るかどうかに関わらず絶対見なければならない」、「え、小松菜奈が出るの?すごい」など、期待を隠せない反応を示した。
圧倒的な恐怖感とミステリーを提供する映画『8番出口』は22日に韓国で公開され、CGV、ロッテシネマ、MEGABOXなどで絶賛上映中である。

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