正式版のリリースが今秋に予定されているAppleの「iOS 18」アップデートにより、5つの機能がAirPods Proに追加される予定だ。
Appleは、今秋のiOS 18ソフトウェアアップデートを通じて、iPhoneユーザーにさまざまな機能を提供し、AirPods Proユーザーには改善されたユーザーエクスペリエンスを提供する予定だと、ITメディア「MacRumors」が26日(現地時間)に報じた。
報道によればiOS 18アップデートを通じて、人工知能(AI)と機械学習を活用した5つの機能がAirPods Proに含まれる。「MacRumors」が報じた詳細内容は以下の通りだ。
◈ 1. 頭を振るジェスチャー
最初は、頭のジェスチャー機能だ。ユーザーはこの機能を通じて、手を使わず頭の動きだけで電話を受けたり拒否したりすることができる。頭を上下にうなずいたり左右に振ったりする動作を通じて、このような操作が可能となる。また、Siri(Appleの人工知能)との相互作用を通じて、音声コマンドなしでもメッセージ管理、通知機能の制御などができる。
◈ 2. 音声分離
2つ目は、音声分離機能だ。AppleはiOS 18で、AirPods Proに音声分離機能を追加する予定だ。この機能は通話中周囲のノイズを減らし、ユーザーの声をより明確に伝えることができる。AirPods Proのマイクが周囲のノイズを認識し、機械学習を通じてノイズを遮断する。その後、ユーザーの声を優先的に伝える。
◈ 3. ゲームプレイ時の空間オーディオ
3つ目は、ゲームプレイ時空間オーディオ機能だ。iOS 18は、AirPodsの3世代、AirPods Pro、AirPods Maxにダイナミックなヘッドトラッキングが適用されたスペーシャル・空間オーディオ機能を提供する予定だ。
この機能は音楽鑑賞や映画、ドラマ視聴時に没入感のあるオーディオを提供するだけでなく、モバイルゲームでも最高のワイヤレスオーディオ遅延時間を提供する。また、会話時には16ビット、48kHzの改善された音声品質を提供する。ゲーム開発者たちはこの機能をゲームに統合し、より没入感のあるオーディオを提供することができる。
◈ 4. 細かなアダプティブオーディオ制御
4つ目は、細かなアダプティブオーディオ制御機能だ。iOS 18は、既存のアダプティブノイズ制御機能をさらに細かく調整できるメニューを追加する予定だ。iOS 18アップデートを通じて、ユーザーはより多くのノイズを許容したり、少なく許容するように設定を細かく調整することができる。
◈ 5. 補聴器モード
5つ目は、補聴器モードだ。Bloomberg(ブルームバーグ)通信のMark GurmanはiOS 18のリリースとともに、AirPods Proは「補聴器モード」を持つようになると先月述べた。AirPods Proは、このiOS 18アップデートを通じて、本格的な補聴器機能を搭載する予定だ。
このアップデートは、AirPods Proユーザーにさまざまな便利な機能を提供し、より改善されたユーザーエクスペリエンスを提供することが期待される。AppleのiOS 18アップデートは、今秋に正式版リリースがある予定だ。
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