運動は健康維持に欠かせないものだが、誤った習慣で行うと逆効果になることがある。アメリカの健康専門メディア「Eat This, Not That」は、フィットネストレーナーのマイケル・バーとのインタビューを通じ、身体の老化を促進する可能性のある間違った運動習慣を紹介し、その改善方法を提案している。
1. 休息なしで運動する
過度な運動を続けると、慢性的な炎症やストレスホルモン「コルチゾール」の増加を引き起こし、怪我や早期老化のリスクを高める。運動の合間には十分な休息を取り、軽いヨガやストレッチで回復時間を確保することが重要だ。
2. 筋力トレーニングを避ける
筋力トレーニングを避けると、筋肉や骨の減少が加速し、サルコペニアや骨粗しょう症のリスクが高まる。週2~3回の筋力トレーニングを取り入れることで、筋肉と骨の強化が可能だ。ジムに通えない場合でも、抵抗バンドや水の入ったペットボトルを使った自宅でのトレーニングがおすすめだ。
3. 高強度の運動ばかりにこだわる
高強度の運動は、関節に負担をかけ、怪我や関節炎のリスクを高める。ウォーキングや水泳、自転車などの低強度の運動を取り入れることで、心血管の健康を守りながら関節への負担を軽減できる。関節に優しいステップアップやヒップブリッジも効果的だ。
4. ウォームアップとクールダウンを省略する
ウォームアップやクールダウンを省略すると、怪我のリスクが高まる。運動前には腕回しや脚の振り上げなどで筋肉を温め、運動後には静的ストレッチで筋肉をリラックスさせることが必要だ。マッサージボールやフォームローラーを使って筋肉の緊張をほぐすのもおすすめだ。
5. 可動性トレーニングを避ける
柔軟性や可動性を無視すると、体の動きが制限され、姿勢が悪化し、運動効率が低下する。ヨガやピラティスは、体の硬直を軽減し、可動性を改善するのに効果的だ。時間がない場合でも、ヒップオープナーやキャットカウポーズなどの簡単なストレッチを取り入れるだけで十分だ。
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