シンプルながらも強烈な中毒性で、時間を忘れるほど夢中にさせる「アップルゲーム」が話題を集めている。最近、オンラインやモバイルで「MZ世代の新たな中毒ゲーム」として、この「アップルゲーム」が再びブームを巻き起こしているという。

「アップルゲーム」は、日本のフラッシュゲーム集サイト「ゲームサイエン」で生まれたシンプルなパズルゲームである。ゲーム画面には、1から9までの数字が書かれた170個のリンゴが、17×10のグリッド状にランダムに配置される。プレイヤーは2分間の制限時間内に、合計が10になるリンゴを見つけてドラッグし、ボックスに入れていくのだ。
このゲームは、2021年に韓国のYouTubeを通じて初めて紹介され、当時「インフルエンサーたちの必須ゲーム」として注目を集めたものの、一時的にブームは沈静化した。しかし今年に入り、ライブストリーミングプラットフォームでストリーマーたちが挑戦し始めたことで、再び爆発的な人気を博しているのだという。
ゲームの魅力は、そのシンプルさの中に潜む中毒性だ。2個から最大10個の数字の組み合わせて10を作るというシンプルなルールながら、制限時間内に高得点を狙うには素早い計算力と瞬発力が求められる。理論上の最高得点である170点を達成するのは非常に難しく、大きなチャレンジとなっているのだ。

人気の勢いに乗り、モバイル版もリリースされ、App StoreやGoogle Playストアからも手軽にダウンロードできるようになった。各種SNSやオンラインコミュニティでは「アップルゲーム攻略法」が活発にシェアされているという。上級者たちが伝授するコツとしては「一箇所を集中的に攻略する」「数字の組み合わせをしっかり覚える」「画面を大きくしてプレイすると、より簡単に攻略できる」などのアドバイスが挙げられる。また「初期配置の運が重要」「高い数字が多すぎる場合は、より良い配置が出るまでリセットするのも一つの戦略だ」などの意見も見らている。
ゲームの人気を証明するように、最近では登録者数274万人を誇る人気ウェブトゥーン作家兼YouTuberの「チムチャクマン(イマルニョン)」が「アップルゲームなんて簡単だろう」というタイトルの動画で挑戦し、話題を呼んだ。彼は何度も挑戦を重ねた末、106.8秒で最高得点の170点を達成し、人気にさらに拍車をかけた。
実際のプレイヤーたちの反応も熱い。プレイヤーたちは「これやってると時間が経つのを忘れる」「2分で一瞬にしてハマった」「このゲームの中毒性、やばい」「アップルゲームのスコア=IQ」「めっちゃ難しい。100点を超えるのが本当に大変」など、リアルなレビューを次々と投稿している。
ゲーム専門家たちは、アップルゲームの成功要因として「シンプルながらも挑戦しがいのあるゲーム性」を挙げたという。誰でも簡単に始められるシンプルなルールながら、高得点を狙うには集中力と瞬発力、そして多少の運も必要とされるのだ。このゲームデザインが、まさにMZ世代の好みを的確に捉えたという分析がされているのだ。
特に、2分という短時間で完結するプレイ時間は、忙しい日常の合間に気軽に楽しめる魅力となっている。さらに、スコアによる即時的な達成感に加え、SNSで自身の記録を共有しコミュニケーションを取ることができる要素が加わったことで、MZ世代の新たな遊びの文化として定着しつつあると評価されている。
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