ミュージカル映画『ウィキッド ふたりの魔女』が、続編『ウィキッド 永遠の約束』の公開を前に再上映されることが決定し、人々の注目を集めている。

21日、配給会社「ユニバーサル・ピクチャーズ」によると、11月19日に続編『ウィキッド 永遠の約束』が公開される前に、前作『ウィキッド ふたりの魔女』が11月5日から韓国でわずか2週間、再上映されることが決定した。
昨年冬に初公開された『ウィキッド ふたりの魔女』は、全世界の観客から絶賛を受け、ブロードウェイミュージカル原作映画の中で『マンマ・ミーア!』に次ぐ最高興行収入を記録した。『ウィキッド ふたりの魔女』の総累積収益は全世界で約7億5,640万ドル(約1,160億円)に達している。

今回の再上映は、観客からの強い要望を受け実現した。続編『ウィキッド 永遠の約束』の予告編公開後、前作を再び見たいというファンからの問い合わせが殺到し、ユニバーサル・ピクチャーズはファンの応援に応える形で限定上映を決定したと見られる。
新たに公開された再上映ポスターには、エルファバとグリンダが互いの手を取り、温かい視線を交わすシーンが描かれている。「最高のミュージカル映画」というキャッチコピーとともに、公開当時の全世界のメディアによる称賛が再び想起される。


今回の再上映は11月5日から18日までのわずか2週間行われ、再上映の観覧料金は1万ウォン(約1,070円)である。また、全観覧客に対して『ウィキッド 永遠の約束』の予約時に使用可能な5,000ウォン(約530円)の割引クーポンが進呈される。割引および上映情報は各劇場のイベントページで確認できる。
続編『ウィキッド 永遠の約束』は、韓国で11月19日に公開予定である。
▶ 二人の魔女の本当の物語
緑色の肌で生まれたエルファバは、その誕生から周囲に疎外されながら育つ。彼女の特異さである「緑色の肌」と予期せぬテレキネシス能力は、すぐに彼女を厳しい運命の道へと導く。エルファバは「シズ大学」へ入学し、そこでグリンダと出会う。グリンダは明るく人気のある人物で、当初はお互いに理解し合えず、競い合いながら共に学ぶが、次第に友情が芽生える。
しかし、二人の関係が発展するにつれて、エルファバは世の権力と不公正に目を向け、グリンダは「善い魔女」として期待される枠に悩むことになる。最終的に、二人はそれぞれの道を歩み、エルファバは貼られた「悪い魔女」という烙印に抵抗し、自らの声を上げる決意をする。
本作は、広く知られた魔法の世界の裏側で繰り広げられる、差別と選択、アイデンティティと友情に関する物語である。我々が目にする「魔女」の姿は、単純な善悪の枠組みに収まらないことを、エルファバとグリンダの旅を通じて深く示している。
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