俳優チェ・ウシクとチョン・ソミンのロマンスがしっかりと通用した。SBS金土ドラマ『私と結婚してくれますか?』は同時刻帯をはじめ各種視聴率1位を席巻し、土曜夜の家庭劇場を完全に制覇した。

25日放送の『私と結婚してくれますか?』第6話は、最高視聴率9.7%(ニールセン・コリア基準)、首都圏7.2%、全国7.1%を記録した。特に2040代ターゲット視聴率では自社最高値の2.3%、瞬間最高値3.03%まで急騰し、土曜放送の全チャンネル番組中1位を記録した。土曜ミニシリーズ戦争の中で、『私と結婚してくれますか?』は事実上圧倒的な独走体制を築いたに等しい。
同時刻に放送された tvN金土ドラマ『テプン商事』は、全国7.1%、最高7.9%と前回に比べ下落したのに対し、『私と結婚してくれますか?』は上昇傾向を維持し、本格的な視聴率逆転ドラマとして展開した。『テプン商事』を「超えた」と言っても過言ではないほど、SBS金土劇の勢いは止まらない。
第6話では、放送の中心は間違いなくチェ・ウシク(キム・ウジュ役)であった。彼はチョン・ソミン(ユ・メリ役)に対する想いに気づき、「超スピード告白」で視聴者の心拍数を上げた。

劇中、ウジュはメリの前婚約者ウジュ(ソ・ボムジュン)と共にいるメリの姿を見て嫉妬の念を抱いた。抑え込んでいた感情が爆発するかのように、ウジュは「怒っているわけではないが、気分が良くない」と素直に打ち明け、その後「僕はメリさんが好きなようだ!他の男と一緒にいるのは嫌だ!」と一直線の告白を放った。
純粋で率直な感情表現は、これまで蓄積された緊張感を一気に打ち砕き、視聴者の没入感を頂点にまで引き上げた。幼少期に「初恋のキリング少女」としての縁が再び燃え上がるかのような展開は、ロマンスの真髄を示したという評価である。チェ・ウシク特有の内気ながらも真摯な眼差しの演技は、「国民直進男」の誕生を告げた。

一方、当日の放送では、チョン・ソミンの前婚約者ソ・ボムジュンが本格的に登場し、劇の緊張感が一層高まった。タウンハウスに現れた前婚約者の登場により、「偽装新婚カップル」の亀裂が描かれ、メリは「心が変わった。傷つき過ぎて変わってしまった」と冷静に線を引き、爽快な「サイダー展開」を完成させた。
続いて、メリはウジュに対して「前の婚約者と手を組むのは無理です」と本音を明かし、ウジュは「一緒にやろう」と応じ、二人だけの信頼を固める瞬間を迎えた。二人は互いの目を見つめ、微妙なときめきを共有し、そのシーンはSNS上で「史上最高の胸キュンエンディング」として話題になった。
視聴者の反応は爆発的であった。「見ていると自然に笑みがこぼれるドラマ」、「チェ・ウシク、チョン・ソミンの相性が凄い」、「主人公が全てだ」、「気分が良くなるドラマで、見ているとほっこりする」、「視聴率も好調で、今後さらに上がりそう」などの高評価が相次いだ。特に「『テプン商事』と視聴率が同じだったが、最高視聴率では結局上回った」という反応のように、「視聴率逆転劇」の主役として『私と結婚してくれますか?』が確固たる地位を築いた。
演出を担当したソン・ヒョヌク、ファン・イニョク監督は、感情の流れを緻密に捉え、「甘さとリアルさ」のバランスを正確に調整した。脚本を担当したイ・ハナ作家のウィットに富んだセリフも、リアルな恋愛のディテールを際立たせ、より一層の没入感を引き出した。
何よりも『私と結婚してくれますか?』は、単なるロマンスに留まらず、「感情成長叙事」に焦点を当て、視聴者に共感を呼び起こしている。互いの関係の中で感情に気づき、成長していく過程が「偽装新婚」という設定の中でリアルに表現され、「自分たちの物語のようだ」と評価されている。
『テプン商事』を上回る9.7%の逆転視聴率は、単なる数値以上の意味を持つ。甘美なロマンスと現実的な感情線が融合し、『私と結婚してくれますか?』は今や土曜ドラマの王座に向け、本格的な独走を始めた。
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