終わってから1年も経っていないのに、もう「シーズン2」が再び取り上げられた。

初回3.3%で静かにスタートした作品が最終回10.3%まで達し、幕を閉じた後、続編の可能性が突然浮上してきた。さらに驚くべきことは、このドラマが『シグナル』、『復讐代行人~模範タクシー~』(以下『模範タクシー』)などの代表的なシーズン制作品と一緒に言及された点だ。シーズン制への期待感が高まった理由が別にあった。
話題の中心には俳優イ・ジェフンがいる。放送終了後も「その後の話がもっと書かれるべきではないかという願いがある」、「視聴者も引き続きシーズン2を叫んでほしい」、「十分にシーズン制に続くことができるストーリーだ」と続編への願望を公然と明らかにしていた彼が、今回は再びシーズン2の可能性を直接言及し、火をつけた。
正体はJTBCの土日ドラマ『交渉の技術』だ。『交渉の技術』(演出:アン・パンソク、脚本:イ・スンヨン、BAエンターテイメント、SLL、ドラマハウススタジオ)は昨年3月8日から4月13日まで『オク氏夫人伝ー偽りの身分 真実の人生ー』の後続として放送された。伝説の交渉家と呼ばれる大企業M&A専門家ユン・ジュノ(イ・ジェフン)とチームの活躍を描いた作品だ。

このドラマが残した数字は強力だった。初回視聴率3.3%(ニールセン・コリア、全国有料世帯基準)でスタートしたが、最終回は10.3%で終了した。毎回上昇し、7%ポイントが跳ね上がった。派手なジャンルや原作バフなしで、回を重ねるごとに視聴者が流入した「逆走型」の曲線だった。
海外でも成果が続いた。アジアOTTプラットフォームViuでは香港、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシアなど5か国でトップ10に入った。米経済誌『フォーブス』は作品を企業内部の激しい権力闘争を描いたと評価し、存在感を示した。

興行の背景を巡って視聴者の間では「反転」という反応が出た。ロマンス、ファンタジー時代劇、アクションなど最近の強い素材ではなく、話題性を引きやすいウェブトゥーン原作でもなかった。それでも「巨匠」と呼ばれるアン・パンソク監督の演出、制作陣の資料調査、俳優たちの安定した演技力が結びつき、「サプライズ興行」につながったという分析が続いた。
アン・パンソク監督は『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』、『ある春の夜に』、『卒業』などを通じて社会的メッセージと人間心理を繊細に描いてきた演出家だ。今回はM&Aという資本主義の真っ只中を背景に、交渉テーブル上の心理戦と関係の亀裂を密度高く積み上げたという評価を受けた。

イ・ジェフンの変身も話題だった。サンイングループ・M&Aチームのチーム長ユン・ジュノは冷徹な交渉家でありながら、コミュニケーションでは人間愛を優先する複合的な人物だ。イ・ジェフンは内面的な演技と感情表現でキャラクターの両面を説得力を持って結びつけ、衝撃的な白髪の変身は作品の第一印象を一瞬で刻み込む装置となった。
シーズン2への期待感は結末で再び高まった。最終回でユン・ジュノはサンイングループの各種買収問題を解決し、実兄を死に追いやったジャンボ製薬の株価操作事件の実体を暴いた。12話ではサンイングループ・戦略企画室長チャン・ヒョンソン(ハ・テス)が株価操作に加担した証拠が明らかになり、ユン・ジュノは緻密な作戦で彼を追い出し、復讐に成功した。

そして放送の終わりにクッキー映像が「続編の伏線」を残した。終盤にサンイングループを追われるように逃げたチャン・ヒョンソンがサモエルファンドの理事として再登場し、ユン・ジュノと再び対決構図を形成し、ドラマが締めくくられたからだ。「ここで終わらせるには惜しい」という反応が相次いだ理由だ。
今回は「別の作品」のインタビューがきっかけとなった。iNews24によると、イ・ジェフンは前日SBS金土ドラマ『模範タクシー3』の終了インタビューでシーズン制ドラマでキャラクターを引き継ぐ理由を述べ、「終わった後もこのキャラクターがどう生きていくのか気になる理由」と語った。続けて「希望事項として持っている。『模範タクシー』のキム・ドギもそうだし、撮影を終了した『シグナル』もそうだし、『交渉の技術』のユン・ジュノも同様だ。(『交渉の技術』は)作家と監督が前向きにストーリーを書こうとしているようだ。僕も前向きに見て努力している」と伝えた。

視聴者の反応も再び盛り上がった。「シーズン2を制作してほしい」、「短すぎた」、「首を長くして待っている」、「イ・ジェフンは信じて見る俳優」、「新鮮でシーズン2も見たい」など続編を求める声が続いている。初回3.3%から10.3%まで上昇したドラマが、今度は「シーズン2」という一言で再び上昇曲線を描くことができるのか注目が集まっている。
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