2万3,000円のチケットを最大7万2,000円で販売、11人に反則金

BTSのワールドツアー釜山公演の会場周辺で、チケットを高額転売していた韓国人と外国人が警察に摘発された。
釜山警察庁は14日、12〜13日にBTSワールドツアー釜山公演が行われた釜山アジアド主競技場一帯で、取締班約70人を投入してチケットの高額転売を集中的に取り締まった結果、11人を摘発したと発表した。
韓国人の40代女性Aは12日午後5時20分ごろ、中国人女性に公演会場の入場用リストバンドを装着していたところを警察に摘発された。Aさんは、オンラインで知り合った人物にチケットを転売したことを認めており、22万ウォン(約2万3,000円)のチケットを68万ウォン(約7万2,000円)で販売していたことが分かった。
同じ手口で外国人を相手にチケットを高額転売し、摘発された韓国人はAさんを含めて計4人だった。4人は22万ウォンのチケットを、それぞれ35万〜55万ウォン(約3万7,000〜5万8,000円)で販売していたことが確認された。
韓国人だけでなく、外国人もチケットを高額転売していたとして摘発された。中国人女性Bは12日午後4時30分ごろ、中国人女性3人にリストバンドを装着しているところを確認されたが、行為を否定した。警察がBさんをチケットブースに連れて行き、本人確認を試みると、高額転売の事実を認めたという。ただし、転売による差額については供述を拒否した。
中国人女性Cさんは、エタノールを含ませた綿で入場用リストバンドをこすって外し、フィリピンから来たARMY(BTSのファン)ら7人に渡そうとしていたところを警察に摘発された。
警察は、チケットを高額転売したとして摘発された11人に対し、軽犯罪処罰法に基づき、それぞれ16万ウォン(約1万7,000円)の反則金を科した。
警察は、オンライン取引プラットフォームなどを通じた高額転売が外国人観客を中心に行われていたとみて、追加の取り締まりを続ける方針だ。
高額転売チケットとは、公演やスポーツなどの入場券を定価を超える金額で販売したり、再販売目的で不正購入したり、マクロプログラムを使って大量購入するなど、公正な購入を妨げる行為を指す。こうした行為は関連法令で違法とされている。
韓国では公演法第4条の2、国民体育振興法第6条の2などに基づき、定価を超える価格で販売したり、あっせん・仲介したりした場合、1年以下の懲役または1,000万ウォン(約106万円)以下の罰金が科される可能性がある。
高額転売を処罰する法的根拠が整備されているにもかかわらず、チケットの不正取引は後を絶たない。韓国では法改正を通じ、規制をさらに強化している。
代表的なのが、今年2月に改正され、8月28日に施行を控える、いわゆる「不正チケット転売根絶法」(改正公演法)だ。改正法では、マクロプログラムの使用有無が核心ではなくなる。マクロプログラムを使ってチケットを確保し、転売したことを立証するのが容易ではないためだ。これにより、マクロ使用の有無にかかわらず、入場券の不正取引そのものを禁じる方向に変わった。
また、チケットの高額転売だけでなく、不正購入も処罰対象に含まれる。現行法では入場券の不正販売のみが処罰対象だったが、改正法では不正販売の前段階にあたる不正購入まで処罰範囲が広がる。
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