10日、韓国の放送局「SBS」は「フィギュアスケートの代表選手の一部が海外合宿中に宿舎で何度も飲酒を行い、スケート連盟の規定に違反したことが確認された」と報じた。
イタリアのミラノで開催される2026年冬季オリンピックの準備も兼ね、先月2週間にわたり行われたイタリアでの合同合宿で事態は起こった。
海外での合同合宿は、個人種目であるフィギュアスケートでは初の試みだった。
男女の代表選手あわせて10名が合宿に参加し、その中で女性選手2名が宿舎の部屋で複数回飲酒を行ったことがわかった。
連盟規定では訓練、および競技力に影響を及ぼす飲酒行為は禁止されており、罰則の対象となる。
代表選手たちの帰国後に、韓国スケート連盟は事実確認に着手し、該当の選手たちも飲酒の事実を認めたという。
しかし、飲酒だけが問題ではなかった。合宿期間中に男性選手1名が女性選手の宿舎に出入りし、同様に連盟規定に違反したことが発覚したのだ。
スケート連盟は該当の選手3名に対し、まず、一時的に代表資格を停止する処分を下した。懲戒水準など、罰則に関する詳細は以降、スポーツ公正委員会を開いて議論される予定だ。
報道後、選手3名が誰かについても、注目が集まった。なお、今季の代表選抜競技会において男女でそれぞれ1位を獲得したチャ・ジュンファン、シン・ジア選手は今回の合同合宿には参加していない。
韓国スケート連盟は、先月31日から今月2日までソウルにあるテルン選手村で代表資格を持つ選手約70名を一堂に集めて、多様な研修を受けるワークショップを開催した。
特に、スピードスケート、ショートトラック、フィギュアスケートと3種目の選手が同時にワークショップ教育を受けるのは今回が初めてのことであった。
選手たちは3日間の日程で、ドーピング防止教育、メンタルヘルス関連の講座、メディアインタビュー教育など、さまざまなプログラムに参加し、国際オリンピック委員会のユ・スンミン委員とチュ・イルスン前バスケットボール代表チーム監督からは、代表選手としての使命感と引退後の人生について講義を受けた。
このように、直近スケート連盟が競技発展のため他方面に尽力していることを考えると、一部の選手が犯した問題行為がスケート競技全体のイメージダウンにつながるリスクもあり、今後の連盟の対応が注目される。
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