去る22日、韓国の慶尚北道・義城で発生した山火事が周辺地域に拡大し、消火活動が難航する中、その様子が米航空宇宙局(NASA)の衛星によってとらえられたという。

この山火事は死者26人を出す大規模災害へと発展し、韓国史上最悪級の山火事被害に匹敵する事態となっている。
NASAの地球観測所は、25日「韓国全域で発生した山火事」というタイトルで衛星画像を公開した。写真は22日、衛星アクアに搭載されたMODISセンサーによって撮影されたもので、慶尚北道・義城および慶尚南道・山清一帯から立ち上った煙が沿岸地域にまで広がっている様子が確認できる。
観測所で行われた分析によると、複数の煙の柱のうちの一つが義城地域から立ち上ったという。当地域では1000人以上の住民が避難し、高速道路や鉄道の一部区間が通行止めとなったほか、古刹が焼失するという被害も出ていると伝えられている。また、義城の南に位置する山清でも別の大規模な山火事が発生し、煙を伴いながら広範囲に拡大したと報告されている。
27日時点の被害状況は、衛星が捉えた映像以上に深刻さを増しているという。義城から始まった火災は、安東、青松、英陽、盈徳などへと拡大し、山清で発生した山火事は河東を経て、ついには智異山国立公園の境界内にまで達したとされている。
中央災害安全対策本部によると、慶尚北道・北東部の山火事による死傷者は計56人に上り、内訳は死者26人、重傷者8人、軽傷者22人であるという。これは、1989年の山火事と並ぶ死者数だとし、被害の深刻さを明らかにした。
行政安全部が発表した国民安全管理日報によれば、27日午前5時の時点で、慶尚北道の山火事による被害面積は2万6704ヘクタールに達していたという。消火率は25日午後6時の時点で68%だったが、わずか1日で23.5%まで急落した。
慶尚南道・山清地域の山火事による影響範囲も1708ヘクタールに拡大した。この地域の消火率も87%から77%へと低下し、消火作業中に隊員4人が死亡、9人が重軽傷を負ったことが確認されている。
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