韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が去る21日、憲法裁判所で行われた弾劾裁判の弁論に出席後、拘置所ではなく病院に立ち寄って帰宅した理由が明らかにされた。
![引用:ニュース1](https://contents-cdn.viewus.co.kr/image/2025/01/CP-2022-0028/image-c10c33c9-38c6-476e-93cc-13ebda5a7bfe.jpeg)
韓国メディアの聯合ニュースなどによると、尹大統領を乗せた法務部の青色の護送車は同日午後9時9分頃、京畿道・義王市のソウル拘置所に到着したという。憲法裁判に出席するため、同日午後0時48分に拘置所を出発してから約8時間後のことであったと伝えられた。
尹大統領は、同日午後2時から1時間43分間行われた弾劾裁判の第3回目の弁論に出席し、約1時間後の午後4時42分頃に護送車で憲法裁を後にした。
その後、尹大統領は拘置所に戻る前に国軍ソウル地区病院に立ち寄り、午後8時43分頃まで約3時間病院に滞在していたとされている。
これに関して、特に尹大統領の健康上の問題はないと伝えられており、尹大統領側の弁護人であるユン・カプグン弁護士は、主治医が勧める治療をこれ以上先延ばしにすることができず、治療のために訪問したことを明かした。前日に拘置所の医務官の診察を受け、所長から外部医療機関での診療許可を得るなどの措置が行われていたため、病院訪問は事前に計画されていたとみられている。
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一方、高位公職者犯罪捜査処の検事と捜査官は、尹大統領を政府果川庁舎の公捜処調査室に強制連行または現場調査をするため、拘置所で待機している状態だという。
尹大統領は、このような公捜処の調査に応じない意を貫いているとされている。
また、尹大統領は去る15日に高位公職者犯罪捜査処に逮捕された後、ソウル拘置所に収容されており、去る19日に勾留状が発付されて以降は被疑者待機室から未決収容者が滞在する収容棟の独房に移動したことが明らかにされた。
尹大統領の収容番号は「10番」であると伝えられた。
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