韓国でブラックアイスによる交通事故が続発する中、韓国政府は路面凍結危険の表示を導入すると発表した。

運転者向けに、カーナビを通じて凍結事故多発地点を案内するシステムが整備されるという。また、凍結の危険性を認識しやすくするため「注意」という注意書きや雪の結晶マークを道路に表示するという感応式路面表示も導入すると明らかにした。
去る11日、韓国の行政安全部などは「冬季道路凍結交通事故の原因分析及び人命被害防止対策」を発表した。
韓国政府は「昨年11月、首都圏で大雪など異常気象の発生や道路網の拡大が行われたことにより凍結しやすい道路が増加し、凍結事故のリスクが高まっている」と説明した。そのため凍結による交通事故を予防し、人命被害を最小限に抑えるための対策を講じたと付け加えた。
さらに韓国行政安全部は道路の凍結を遅らせる舗装技術を開発し、効果を検証後、凍結しやすいトンネルや橋梁にも適用していく方針だと発表した。
韓国行政安全部と韓国道路交通公団によると、過去5年間(2019~2023年)の年間平均路面凍結事故件数は788.8件で、年間平均19人が死亡しているという。
同期間の凍結を除く年間平均交通事故件数は20万6,714件で、年間平均2,907人が死亡し、凍結事故の致死率(2.4%)は全体の交通事故(1.4%)の約1.7倍に上るということが明らかにされた。
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