アメリカのある神経学者が、認知症発症リスクを高める3つの飲料について警告した。

先月29日(現地時間)イギリスの日刊紙デイリー・メールの報道によると、米・フロリダの認知症研究神経学者ロバート・ラブ博士が自身のSNSを通じて、脳の健康を害し認知症発症リスクを高める3つの飲料について説明したという。
ラブ博士が指摘した飲料に関する内容は次の通りである。
炭酸飲料
炭酸飲料は、脳の健康に深刻な悪影響を及ぼす。砂糖含有量が高く食物繊維が欠如しているため、血糖値を急激に上昇させてしまうのだ。これは、アルツハイマー病の主要なリスク要因である全身性炎症を増加させると言われている。
人工甘味料を含む炭酸飲料も要注意である。人工甘味料は腸内細菌に毒性を与えて炎症を引き起こし、脳への血流を阻害する可能性があるからだ。
さらに、炭酸飲料の炭酸ガスは腹部膨満やガスを引き起こし、腸内環境のバランスを崩す恐れもあると明らかにされている。

アルコール
アルコールには神経毒性があり、神経細胞を損傷させるとともに睡眠を妨げて脳の健康に悪影響を与える。腸脳相関理論によると、腸内細菌叢の不均衡は全身性炎症を引き起こし、認知症を含む神経変性疾患のリスクを高める可能性があるという。
特に、ビールは尿酸値を上昇させ、内臓脂肪を蓄積させる。これは高血圧と慢性炎症を通じて脳への血流を減少させるため、結果として神経細胞を破壊し、認知症を引き起こす可能性があるのだ。
フラペチーノ
フラペチーノを大量に摂取した場合、過剰なカフェインと砂糖が心臓血管系に悪影響を及ぼすと言われている。カフェインはアドレナリン分泌を促進し、心拍数と血圧を上昇させ、長期的には脳血管損傷のリスクを高める可能性があるのだ。
オーストラリアのマードック大学の研究によると、1日にコーヒーを3杯以上飲む人は、記憶力や意思決定能力に問題が生じる可能性が高いという。
フラペチーノに含まれている砂糖も、脳の健康に有害なものだ。摂取時に血糖値が急激に上昇し、インスリン分泌が増加することで、血糖値の変動が大きくなってしまう。これはインスリン抵抗性を高め、慢性炎症を引き起こし、脳細胞を損傷させるのだ。
ラブ博士は、大容量のフラペチーノの代わりにブラックコーヒーやお茶を飲むことを推奨し、有機栽培のコーヒー豆を選ぶことが望ましいとアドバイスした。大量生産された豆は製造過程で脳に有害な成分が添加される可能性があるからだという。
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